こんばんは
月日は早いですね
前回から４ヶ月近く経ってしまいました
お盆も終わり今日は9月8日
花屋にとって次の暦の行事は十五夜🌝さん
敬老の日
秋の彼岸と9月は盛りだくさんです
季節の変わり目ですね
確実に秋に向かってます🍂
皆様にとって思い入れがあるのはどの行事ですか？
私は十五夜🌝さんかな
母が月に向かって通帳を開いて
『お月様🌕お金を入れてください』と
毎年恒例の謎の儀式をします🤣
私もつられてやります！一応ね
あとは、とうもろこし🌽を食べますね
いい思い出です
さて、父の日の事話すと言っていましたので書きます
私の父は正『ただし』といいます
すでに他界してます
恵美子という名前は母の恵子に美を入れた単純な感じです
父が名前をつけてくれたそうです
父は母を好きだったんだと思います
父は漁師でした
３ヶ月に一回しか帰ってこない一年のほとんどを
海の上で過ごす漁師でした
帰って来たら私と弟にはおみやげはありませんが
母には必ずありました
父に遊んでもらった記憶はありません
ただニコニコ笑ってる人でした
嫌な記憶もないですが、良い記憶もないです
家にほとんどいないので、いる方が違和感というかそんな感じでした
私が小学3年生の時両親の離婚が決まります
理由はわかりませんがおそらく母が。。。
私はその時『お父さんは1人になるの？』
母『そうだよ』
私は、かわいそうだと泣きます
母『なら、お父さんと暮らすかい？』
私『嫌だ』
でもかわいそうでたまりませんでした
弟はのほほんと平然としていました
あとすごく気にしたのが名字はかわるのか？という事
母の旧姓は『小比類巻』
小比類巻恵美子になるのは嫌でした
旧姓には戻さないと決まり安心したのを覚えています
その後、母と弟と祖父母の家へ転がります
それが今の北風の建物です
私は祖父に溺愛されてましたので幸せな青春時代を送ります
一緒に祖父母と暮らせて良かったと思いますね
前置き長くなりましたが
私が花屋をはじめて2年目の時父が入院したと
父方の親戚から知らせがありました
肺がんでもう長くないよと
いまさら会ってもな〜と思いながら数日過ぎ
急にいてもたってもいられなくなりお見舞いに行きます
ちょっと緊張しながら病室に入り
お父さん発見！
わかる？と尋ねると
わかるよ！恵美子だねって
涙が出て止まりません
何十年経ってるのにわかるんだと思って
また来るねって
その日は1分くらいで逃げるように帰ってきてしまいました
手も握ってあげられなかった
弟に話すと俺は行かないと
聞くだけ無駄な返事でした
それからもう一度お見舞いに行ったと思います
そして、また親戚からの知らせで
なんとか退院できるとの事
だけど1人では暮らせないと介護施設にいれるよと
それからは毎年父の日だけは会いに行こうと決めて
父の日には花を持って顔を見に行きました
言葉は発さないけどにこにこ嬉しそうな顔をしてベットにいた父
2回目の父の日、
また花を持って
そしたら、去年あげた枯れ果てた花が置いてありました
介護員さんが正さんこの花捨てないでって
ジェスチャーするんだよって
私はまた持ってきたから捨てるよ！って
父は頷いていました
こんなに大事にしてくれてたと思うと
もっと会いに行けば良かったなと悔やみました
3回目の父の日を迎えることなく
12月12日に亡くなりました
手を握ったのは冷たくなった手でした
冷たくなった顔でした
ほんとうは温かい手を握りたかったな
さすってあげたかった
私にとって父は短い関わりでした
お葬式は密葬も密葬で終えました
娘として最後を見送れた事だけは良かったなって思います
だから私は会いたい人に会いに行きます
後悔するのはもう嫌です
以上父の日のエピソードでした
